自動車保険見直しのポイント1

見直しのポイントとしては、自由化に伴って変わった点がまず挙げられます。免許の色や走行距離がその代表例です。また、年齢条件のように従来からある部分も見落としてはいけません。

 

ゴールド免許

免許の色とは、免許書の「平成○○年○○月○○日まで有効」と書いてある部分の色です。ブルー、グリーン、ゴールドの3種類あります。5年間無事故・無違反で免許の更新を迎えるとゴールド免許になります。免許の色がゴールドだと、それだけで保険料が約5〜15%安くなります。保険の更新は前年度契約時の免許の色のまま継続されることが多いので、新たにゴールド免許になった場合は申し出ましょう。

 

年間走行距離

たまにしか運転しない等で年間の走行距離が少ない場合、保険料が割安になることがあります。(保険会社による)

年間の走行距離が少なければ少ないほど、保険料は安くなります。保険の更新時には年間走行距離をチェックし、自分にあった走行距離のものを選びましょう。

 

年齢条件

保険の対象となる運転者の年齢の制限(年齢条件)をつけることで、保険料は大きく変わります。保険の対象とする年齢が高くなればなるほど保険料は安くなり、逆に、年齢が若いと保険料は高くなります。この年齢条件は保険料に大きく差が出る項目で、「年齢問わず」と「30歳未満不担保」とではなんと60%も差が出ます。必ず見直しておきたい項目です。

年齢条件の例

  • 年齢問わず(全年齢をカバー)
  • 21歳未満不担保(21歳以上をカバー)
  • 26歳未満不担保(26歳以上をカバー)
  • 30歳未満不担保(30歳以上をカバー)

この年齢条件の段階設定は、各保険会社により異なります。「○○歳まで変わらない」と思い込んでしまわずに、更新の際は年齢条件を確認するようにしましょう。

 

家族限定(運転者家族限定特約)

運転する人を夫婦や家族に限定することで、保険料が約5%割引になります。「家族限定」の場合、契約者本人と配偶者、子供、同居の親族です。保険会社によっては、運転者を「夫婦に限定」、「本人のみ」とったように絞っていくことで、保険料をさらに安くすることができます。

なお、子どもが運転免許を取得した場合、「子供追加特約」を活用することで、年齢条件を変えずに同居の子供または別居の未婚の子供を保険の対象に追加することができます。年齢条件を変更するより、この特約を活用した方が保険料を安くできることがあります。